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心理的時間と物理的時間とは?心理的時間が遅い人はかなり損をしている?!

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心理的時間と物理的時間を統一する

前述したように、あなたが心の中で予測している時間と、実際にかかる時間は大幅に乖離していることが多いのです。たとえば、駅まで歩く時間。なんとなく「7,8分かな?」と思っていたのが、実際に歩いてみると10分以上かかったりします。しかも途中に信号が多いと、信号で止まる回数、止まっている時間によってタイムが大幅に違ってくることがわかります。

このことに気づけば、信号が青に変わるタイミングを見計らって早歩きをしたり 、 危なくない範囲でダッシュしたりすることで時間を短縮できるという ことが見えてきます。つまり日々の行動の物理的時間を知り、 自分の心理的時問とのすれを是正する必要があるのです。人間の時間感覚がいかに曖昧かということがはっきりわかってきます。しかしそれをせず、曖昧な心理的時間に頼ったままでは時間の効率化など夢のまた夢でしょう。

たとえば、 待ち合わせの時間がいい例です。ある人は、 移動の時間を多めに見積もり過ぎ必要以上に早く待ち合わせ場所に行きます。かと思えば「このぐらいで間に合うだろう」と予測を立てて結局遅刻する人もいます。これらもやはり心理的時間と物理的時間が乖離している結果生じるものなのです。すべての時間を計測していくことでこのような乖離を減らすことが可能となりひいては時間管理が楽になるのです。

弁護士・公認会計士・通訳の通訳の資格三冠王で時間管理の達人の黒川康正さんの著書を以前読んだことがあります。その中にいろいろな細かい作業の時間をすべて計測しろ、ということが書かれていました。かなり細かいことを言う人だなと思っていましたが、今でも私もこの話納得しています。

時間を読むには一つひとつの作業を計測するしかありません。今すぐやってみましょう。

ステップ数の多さも時間を測ると大したことはない

何かの作業に取りかかるまでのステップ数が多いと、面倒くさく感じる、ストレスが増えます、しかし ステップが多いことと、 それに要する時間は必すしも比例しません。ここでも心理的時間と物理的時間の乖離がしばしば見られます。

たとえば、空港でのチェックイン。ポケットに入っている金属類を出してトレイに載せなければいけません。私はポケッ トにいろいろなものが入っているのでいつもすごくストレスに感じていました。財布、 手帳、 鍵、 携帯、 名刺入れ、 腕時計、 そしてカバンからはノートパソコンを出して…ストレスの原因はまさしくステップ数の多さにあります。ところが実際に時間を計測してみると1分程度しか、かかっていないことが判明しました。それまでは自分の心理的時間は5分位と見積もっていたのです。物理的時間に対しておよそ5倍の体感時間。それほど長く感じられたわけです。しかし、実はたった1分しかかかっていないということが一度わかると、まったくストレスではなくなります。いかに速く処理するかを目指すと、逆に楽しくさえなるから不思議なものです。

このようにステップ数が多くても実は時間はたいしてかかっていない作業というのは沢山あります。注意深く時間に意識を向けてみましょう。