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ADD(注意欠陥障害)は天才?ADDの人が持つ「才能」と「障害」は表裏一体

天才的なADD

脳の各部位の働きのアンバランスさによって、ADDの人は様々な不適応行動を繰り返してしまいます。ですが、脳のあらゆる部分の働きにおいて完全にバランスの取れている人間などいない、という点も事実。誰しも脳の各部位の機能が強すぎたり、弱すぎたり、平均的だったりと、色々なな特性を持っています。

 

アンバランスさこそが「人間」である部分

そうした様々なバランスで組み合わさった機能の総合が、その人の心と性格の特徴、あるいはその土台となります。身体で考えてみても、背が低いわりに顔が大きい人がいたり、やけに手足が長い人がいたり、鼻が大きい人がいたりと千差万別。

身長や体重、足の大きさ、毛髪の量など、何もかもが一平均値の人などいません。人間は工場のラインで生産された機械ではないからです。むしろ人間においては、さまざまな部分のアンバランスさがその人の「個性」となります。

そう考えてみれば、人それぞれ違った脳の構造をもっていてもおかしくはないと言えるでしょう。脳の一部分の機能が少しばかり劣っているからといって、ひとくくりに「障害」とすることは見当違いです。

多少の問題行動があったとしても、またそれに本人が悩んでおり、いくらか矯正される必要があったとしてもADDは基本的にその人の「個性」としてとらえるべきです。

 

こんなに沢山あるADDの隠された才能

 

創造力にあふれている

刺激を求めてあらゆることに興味をもつ傾向があります。これは情報のアンテナを広く張っているということなので、教養豊か。また、通常の人ならば無意識のうちに遮断してしまうはずの色々な刺激を分けへだてなく取り入れてしまうので、突拍子もない素晴らしいアイディアが浮かぶこともあります。

 

興味をもったことには驚異的な集中力を見せる

ADDの人の集中力持続時間は特定不可能です。気に沿わない仕事には30秒で飽きる一方、気に入った仕事や作業には何時間も何日も、時には数カ月や数年も飽きずに没頭し続けることがあります。まるで、ゲームにはまる子供そのものといった感じで、いったん対象にはまるとドーパミンが出続けて抜け出せなくなるほど熱中します。

 

決断が早い、行動が早い

即断即決は衝動性の裏返しですが、寸秒の決断を迫られている時に、おそれたり、躊躇したりすることなく行動に移すことができます。
一方、世の中には、決断したのに中々実行に移せない人も多くおり瞬時の決断が必要とされるビジネスの世界では重要視される能力。

 

柔軟性がある

スケジュール管理が苦手という反面、現在の状況に即応して臨機応変な戦略に変えることができます。柔軟な思考をもち、勝負の時には圧倒的な精力を注ぎ込むことで目的を達成します。綿密な計算よりも、フットワークを重視して「うまくいかなければすぐに撤退する」という戦術を得意とするの人は、先の見えない混乱状況においても、巧妙に立ち回ることができます。

 

リスクを厭わない

緊迫した状況を好む為、通常の人が尻込みする様な状況において、逆に気合がみなぎってきます。また新しいものが大好きで冒険を好むので、大きな成果を挙げることに喜びを見出す傾向があります。

 

しばしば知能が高い

ADDの人の多くは平均以上の知能をもっていると指摘されています。他の障害と区別するため、知能の高さの判定が診断の基準ともなっているくらいです。残念ながら、この知能を活かすことができない場合のほうが多いのですが、興味をもった分野や信念のもてる仕事に巡り会えた場合は、素晴らしい業績を残すことができます。


以上のようなの特徴は、医師が指摘する「障害」と表裏一体のものといえます。ADD的人間は、このような類まれな能力をむしろ武器にしていくことで、マイナス部分を補い、仕事や人生において驚くほどの能力を発揮することが可能です。