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脳を活性化する飲み物、コーヒー。万能飲料とも言えるその多種多様な効果効能とは?

コーヒー

ビジネスといえばコーヒー。オフィスでも、喫茶店での打ち合わせでも、出先での休憩でも。毎日飲んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はそのコーヒーの知られざる効果・効能について話したいと思います。

 

コーヒーの脳への作用

・脳梗寒を予防する可能性がある。
・認知症を予防する可能性がある。
・記憶力を増強する可能性がある。
・行動力の低下を予防する可能性がある。

 

コーヒーの脳以外への作用

・コ一ヒーが健康を害して死亡率が上昇するというエビデンスはなく、むしろ死亡率や心臓病のリスクを下げる可能性がある。
・糖代謝を改善し、成人型糖尿病の予防効果がある。
・肝機能を改善し、ほぼ確実に肝臓がんのリスクを下げる。
・ダイエット効果も発揮する可能性がある。

 

コーヒーが身体によくないとされる意見はウソ?

さて、コーヒーは「カラダによくない!」と、とかく健康の面からは悪者にされがちです。たしかに、 いろいろな健康本にもコーヒーは健康維持にはマイナスと書かれてあります。これは、コーヒーに含まれているカフェインの作用により興奮作用があるのでなんとなく危険なイメージがあるからではないでしょうか。

しかし、これはあくまでもエビデンスとしては質の低い、主観的な見解に過ぎません。

コーヒーを健康面で悪者にするたけの明確なエビデンスは、実は「ない」のが現状です
むしろ、コーヒーは健康維持の強力な味方であることを示す研究結果が近年続出しています。

たとえば、2008年の米国内科学会誌に発表された、しっかりとした疫学調査結もコーヒーを飲んでも健康を害して死亡率が高まるということはなく、かえって死亡率や心疾患の発症を減らす可能性があるということでした。コーヒーが心疾患の発症を抑ることを示唆する報告は、このほかにもたくさんあります。

 

コーヒーには糖尿病を予防する効果もある?

また、コーヒーには糖代謝を改善して糖尿病を予防したり改善したりする作用かともわかってきています。これは、コーヒーに含まれているマグネシウムやファイトケカルのクロロゲン酸の作用によるものではないかと推測されています。

フィンランド国立衛生研究所の行った調査によると、コーヒーを一日に3、4杯飲む人の2型(成人型)糖尿病の発症率は、まったく飲まない人に比べて男女ともに三割近く低く、さらに一日に10杯以上飲む人では、女性で79%男性で55%も発症率が低いという結果でした。

コーヒーか肝臓によい作用をすることを明らかにした研究も多く、アルコール性肝硬変の予防効果や、ほぼ確実に肝臓がんのリスクを下げることを示すかなりしつかりとした調査研究報告があります。

厚生労働省の研究班(班長 津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が実施した大規模な調査(約10年間にわたって約9万人を対象)によると、コーヒーをほとんど飲まない人の肝臓がん発症率を1.0としたとき、毎日1、2杯飲む人、毎日3.4杯飲む人の発症率は、それぞれ0.52、0.48とほぼ半減し、毎日5杯以上飲む人の発症率は0.24と4分の1以下に下がっていました。

 

コーヒーは脳にもよい作用をするという研究報告

たとえば、コーヒーが脳梗塞を予防するという調査研究結果です。これは、コーヒーに含まれている抗酸化物質の作用と推定されています。また、コーヒーが認知症を予防するという調査報告も多く、現在もさかんに追試が行なわれています。神経系の難病で、認知症の原因ともなるパーキンソン病を予防する可能性のあることも示されています。

そして、ごく最近では、コーヒーに含まれているカフェインに記憶力増強効果があるかもしれないことを北海道大学の研究グループが見つけて、アメリカ科学アカデミー紀要という一流の科学雑誌に発表しました。

すでに、コーヒーは仕事や勉強の効率を高めるとされて多くのビジネスパーソンに愛飲されていますが、その科学的な裏づけがなされつつあるわけです。また、カフェインが脳を活性化して、高齢者の行動力低下を予防するという大規模な調査結果もあります。コーヒーは飲めるならば、飲まない手はないでしょう。

コーヒーの効果は結構な量を飲むことでいっそうはっきりする場合がありますが、人によっては何杯も飲むとカフェインが過剰になりこれによって動悸といった症状が出てしまう場合がありますので、その点は一応注意が必要です。

 

ダイエット効果もあるコーヒー

どの銘柄のコーヒーが健康維持や脳の活陸化にいちばんよいかを示す有力なデータはまだないようですので、とりあえず自分の好みの銘柄を選べばよいと思います。なお、ちょっと余談になりますが、私は、コーヒーにはダイエット効果もあるのではないかと思っています。

調べてみると、コーヒーダイエットの効果を検討した欧米の研究報告がいくつもありました。それらによると、やはりコーヒーを飲み続けるとタイエット効果があるという結果でした。ただし、あくまでも数カ月以上の長期的な摂取で認められる変化であり、一回や二回飲んでも効果は期待できないようです。

コーヒーによるダイエット効果は、含まれているカフェインによる代謝促進作用によるところが大きいと思っていましたが、色々な研究によると、どうもカフェインの効果はそれほどでもなく、むしろクロロゲン酸の効果によるところが大きいようです。

クロロゲン酸(クロロゲンさん、chlorogenic acid)は、3-カフェオイルキナ酸 (3-caffeoylquinic acid) とも呼ばれ、コーヒー酸のカルボキシル基がキナ酸3位のヒドロキシ基と脱水縮合した構造を持つ化合物である。コーヒー豆から初めて単離され、現在では多くの双子葉植物の種子や葉から見いだされている。熱に不安定で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解する。カフェタンニンの1種とされたこともあるが、タンニンとしての活性が低く、現在ではタンニンの1種としては見なされていない。
コーヒー豆中に 5%?10% 近く含まれ、含有量はカフェイン (1%?2%) よりも多い。カフェインとともにコーヒー抽出液冷却時に認められる白濁の原因とされる。コーヒー抽出液の味覚における影響は複雑である(濃度その他の条件で渋、酸および甘を示す)。抽出時間が長すぎた時に顕われる雑味の原因とされる。

クロロゲン酸 - Wikipedia

 

身近なコーヒー。中々奥の深い嗜好品です。