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ビジネスパーソンの為の「5つの健康習慣」健康になるには原則がある

健康習慣に気を使って食事をしている女性

いまやメタボ(メタボリックシンドローム)という言葉は日本中に普及しました。2006年の流行語大賞でもトップテン入りした程。この為もあって、年齢を問わず多くの日本人がメタボになることを非常に気にするようになりました。

第1の習慣 主体性を発揮して健康を目指す

たしかに、メタボは様々な生活習置病のきっかけになりますので要注意です。アメリカでは、糖尿病患者のほとんどがメタボだったりするなど、メタボは社会的な問題になっています。しかし医学の分野では、アメリカ人に認められることがそのまま日本人にも全て当てはまるとは限りません。

日本人は全員糖尿病対策の為に「メタボリックシンドローム」を改善する必要があるのか?いいえ、そうではありません。実際日本の糖尿病患者のメタポ率は50%程度にすぎないのです。さらに、東京都老人総合研究所が行った調査(地域高齢者を対象とした長期縦断研究) では、高齢者では太った人よりもむしろ、やせ気味の人のほうが短命であるという結果が出ました。

食べすぎて太ることよりも、食が細くなって低栄養(低タンパク)状態になることのほうか、かえって死期を早めます。

 

自分の場合はどうなんだ?と言う所からはじまる

つまり、日本人みんなで単にメタボにならないように気を使っていればよい、というわけではないと言う事。更に言えば、腹まわりがいくら増えてもコレステロールや血糖の値、血圧などにはったく異常が出ないという体質の人もいます。

一方で、メタボにはならなくてもがんになりやすい生活習慣を気づかずに続けているもいます。自らのバックグラウンドをよく考えて、自分の場合の健康を追求する姿勢が大切です。

 

第2の習慣 目的を持って健康習慣を始める

現在、手軽に出来て実行しやすいことからブームなのが”ウォーキング”です。ですが、ずっとウォーキングを続けている人となると、意外に少ないように感じます。それは何のために歩いているのかよくわからないまま歩いていることが多いからではないでしょうか?

これはウォーキングに限ったことではありません。ただなんとなく体によさそうだから、という程度で健康的なことを始めても多少でも辛さを伴うような事は、そうそう続けられるものではありません。

目的を持って続けていないと、しばらくして「本当に体によいのか」とか「これをやっていて何か変わったのか」という疑問が沸々と頭にわいてきてしまい、やる気がなくなる反面、 つらさばかりが先に立つようになってついにやめてしまうことになります。ウォーキングは手軽にはじめられる反面。効果が出るのに時間がかかりますから余計にです。

 

目的に見合ったやり方をすることも重要

たとえば「足腰が弱って歩けなくなるのを防ぐために歩いている」という中高年の人は多いですが、本当にそれだけが目的なら、ただ歩いていては駄目です。

何故なら、無理をせず自分のペースで歩いているだけだとやがて筋肉が萎縮して将来歩けなくなってしまうことが多いからです。(もちろん副産物としての別の効果も目的であれば問題ありません)

 

ウォーキングだけでは筋肉維持は出来ない?

人間はいまある筋肉が発揮出来る最大の力の20~30%程度を使うような運動をしないと今の筋肉量を維持することが出来ません。普通になんとなく歩いていたのでは15%以下の筋力しか使わないので、維持目的としては効果が出ません。筋肉を維持する目的であれば、ウォーキングだけでなく筋トレを組み合わせることが必要です。

ウォーキングにしても、なるべく歩幅を広くとりスピードをある程度出さないと筋力維持効果はあまり期待できません。また、減量のためにウォーキングをしているという人もいますが、ゆっくりとしたウォーキングではそんなに多くのカロリーは消費できず、ほとんど効果がありません。減量したいのなら運動に頼りすぎず、まず摂取カロリーの見直しをメインにしたほうが得策です。

私もウォーキングを30分~1時間程度する事がありますが、あくまでも体力維持や筋力維持目的ではなく気分リフレッシュ目的、脳の活性目的、アイデアを考える目的で行っています。スピードを出したり無理をしなくても、この目的であれば問題ありません。これも”目的に見合ったやり方”の一つです。

 

 

第3の習慣 Win-Winを考えて健康を目指す

人が健康的になろうと考えているとき、自分一人の健康的な生活像を思い浮かべるだけで他の人のことまでは考えていないことが多いと思います。しかし、いざ新しい生活習慣を一人だけで開始してみると、これがなかなか続くものではありません。

そして、なぜ自分だけが我慢したり、辛い思いをしたりしなければならないのかという感盾に負けて、ついには元の生活に逆戻り、というパターンをたどることになるわけです。意思が相当強い人以外は孤独な健康生活は失敗すると思ってください。一人暮らしであれば、友人や同僚や恋人を巻き込むといいでしょう。

慣れない新しい生活習慣も、自分の周りの人とともに実行すれば励みにもなるし、解や協力も得られるのでなんとか続けることができます。ですので、家族のいる方であれば家族みんなが健康になることを前提とした”Win-Win”の考えて健康を目指すことをオススメします。

最近では人の世話をする程、人の役にたつほど死亡率が下がるという興味深い科学的な調査結果まで出てきています。自分だけでなく、他人の健康まで考えてあげるとその分さらに自分までも健康的になって死ににくくなる、ということです。

 

第4の習慣 健康法を理解する

日本人は流行に敏感というか、みんながやっていることに弱い傾向があります。これは一種の国民性のようなもので、その傾向はすでに成人前から認められます。たとえば一時期流行したルーズソックスなどがよい例で、日本中のほとんどの女子中高生が履いていたのを記憶している方もいるのではないでしょうか。

余程良いものでないと流行は長くは続きません。これは健康に関しても同様です。テレビで「○○ダイエット」などと特集されれば、いつもは余っているその食材が夜にはスーパーから消えている…この現象を経験した事、一度はあるのではないでしょうか?

これまで、 いったいどのくらい多くの 「〇〇健康法」 が世間をにぎわせたことでしょう。しかし、その中のいくつが現在残っているでしょうか。何年か前には「アメリカのマッチョな指導者による軍隊式のハードなトレーニング」が流行しましたが、あれを現在も続けている人は殆どいないでしょう。また、アミノ酸ダイエットなども流行りましたが、今はあまり聞かなくなりました。

効果のあった人は殆どいなかった、もしくは効果が出るまで続けられた人が殆どいなかったのではないでしょうか。

 

皆がやっているから、だけでは続かない

このように「みんながやっているから」というだけの理由で半信半疑のまま、自分への意義があるのかよくわからない「〇〇健康法」を行っても結局は長く続かず、自信をなくし、効果も出ないので健康不安がより膨張してかえって健康から遠ざかる結果になってしまいます。正しい健康法を理解して実践しないかぎり、決して健康の女神は微笑んではれません。

まずは健康についてのゴールドスタンダードな知識を得ることです。ゴールドスタンダードな知識、とは健康に関するしっかりとした「科学的根拠」を元にしている揺るぎない健康維持のための知恵です。これらを知っているかどうかで近い将来の健康状態が変わるといっても過言ではありません。 

 

第5の習慣 様々な健康法を組み合わせて相乗効果を発揮する

正しい健康法をいくつか実践するように心がけると、それらが相乗効果を発揮して、健康度を大幅にアップさせてくれます。代表的な例をあげると、肥満は高血圧、心臓病、脳卒中などにとどまらず、多くのがんの危険因子にもなることが近年わかってきています。
そこで、うまくカロリーコントロールをして肥満に気をつければ、それだけで、このような多くの生活習慣病の主役たちに脅かされるリスクをいっぺんに減らすことができます。

また、塩分の摂りすぎも肥満と同様、高血圧、心臓病、脳卒中などの原因になりますし、これは案外知られていませんが、日本人に非常に多い胃がんの危険因子でもありますので減塩すればやはりこれらの病気にかかるリスクをいっぺんに減らす事が出来ます。

忙しいビジネスパーソンは健康法でもビジネス同様に戦略を立てて相乗効果を狙いましょう。 

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