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仕事や色々な悩みを解決し隊

集中出来ないやる気が出ない!最近身体の調子が悪い!日々発生する色々な悩み解決方を考えていく


周知されてきた男の「欝(うつ)」と仕事の問題。あなたが勤めている会社のメンタルヘルス対策は十分か

欝で仕事に悩んでいる男性

ある大手企業では現在、長期休職者が20名を超えているといいます。それも、比較的高給をとっている40~50歳の中年管理職に多いと言う。たしかに「新型うつ」と言われるうつ病による、30歳前後の若年層の休職や突然の辞職も増えていますが、役職についていない人も多く、そこまでは大きな問題となっていないようです。

現状の傷病手当などの補償制度はうつ病などの長期休職が珍しい時代のもので、こんなに長期休職を必要とする社員が多くなることを想定していませんでした。大企業でなくても、数パーセントの社員が機能不全に陥るとこの厳しい経済情勢では会社の存亡にかかわってきます。

そのため、各企業も社員のメンタル対策に重い腰をようやく上げ始めました。ようやくです。

 

企業も真剣に考えてきているメンタルヘルス対策

社内のメンタルヘルス対策は単に社員の福利厚生ではなく、今や企業の経営戦略としてとらえなければならない時代になってきています。そのため、大企業を中心に数年前から社員のメンタルヘルス対策が講じられています。さらに、自殺者がバブル崩壊後から急速に増えその数は3万人超え。

減少の傾向が見られないために、政府も年から自殺対策に本腰を入れるようになってきています。はたしてその効果はあったのでしょうか?世間ではうつ病の知識や対応のあり方、自殺予防に対する理解は人昔前と比べて格段によくなってきています。

しかし残念なことに、自殺問題に取り込む人の輪は広まっている様には見えません。シンポジウムを開催しても、いまだに同じようなメンバーが集まるだけだそうです。国が実質的な取り組みをして数年になりますが、自殺者は一向に減少する様子はない様。

 

対策虚しく何も変わらない現状

2、3年前までは対策には時間がかかるという言い訳もできたが、時が経つにつれてその言い訳もむなしく聞こえてきます。同じように企業のメンタルヘルス対策の実効性にも疑問の声が上がり始めています。

メンタルヘルス対策が功を奏している企業もあるでしょうが、私の知り合いのは「対策をしても何も変わらない、さらに増えている」と声を揃えます。たしかに、メンタルヘルス対策も自殺予防も、取り組んでから効果が表れるのに時間がかかります。

フィンランドは自殺対策のお手本と言われ、最悪の1990年の自殺者は10万人当たり30人程でしたが2000年には22人程度まで減少しています。それでも、男性の自殺者は女性の3倍以上という状況は変わりません。これはフィンランドのデータですが、ここに大きな問題が潜んでいるのではないかと思います。

日本でもこれまで、女性問題に対する施策や政策は山ほどあるのに、男性に対する特別な対策が欠如していると思いませんか?

実は、ストレスに弱いのは女性より男性だ

と個人的に感じています。今こそ、男性のための対策が必要なのではないでしょうか。

 

頑張れは禁句!は勘違い?欝病の人を腫れ物扱いしてしまう理由の一つに

「うつ病の患者さんにどう対応すればよいか」と考えている人は少なくはないのでしょうか。答えはいたってシンプルで、「普通にしてください」です。必要以上に気を使って腫れ物に触るような扱いをするほうがうつ病の方は気づまりです。

当然、過重な労働に対する配慮は必要ですが、それは高血圧や糖尿病も同じです。通常の労働環境では落ち着いていた血圧や血糖値でも、過重労働が続くと極度に数価が上がり、命にかかわることもある。うつ病も同様で、過重労働が続くと休職から最悪の場合、自殺に至ることもあります。

うつ病も生活習慣病として取り扱うべきだと思っていますが、 このような考え方はあまり理解が得られていません。しかし、メンタル研修やマスコミではうつ病患者さんに、"頑張れは禁句”であると言われているので、周囲の人たちはどう声をかけてよいかわからなくなっています。

知らず知らずのうちに、うつ病の人を腫れ物に触るように扱ってしまう。こんな気遣いはうつ病患者さんだけでなく、周囲の人たちのメンタルにもよくありません。

 

「普通にしましょう!」ってけっこう難しい

要するに、業務中は必要以上の気を使わすに、淡々と仕事をこなせばいいでしょう。必要以上に気を使われれば、うつ病の方もどんどんやり辛くなってきます。周囲の上司・同僚は精神医療の専門ではないので、自分の仕事に専念したほうが良いのではないでしょうか。

気を使いすぎて生産性が落ちれば会社は傾く。生産性を上げて儲けた一部で、専門家に相談したほうがいいと思いませんか?私達は所詮は素人なのですから。だからといって適当に扱えばいい、なんてことではもちろんありません。

「死にたい」と言われたらびっくりしてしまいます。思わず「そんなバカなことは考えないで!」と必要以上に声に力をいれて言ってしまうでしょう。ですが、それでは会話は成立しません。うつ病の方は思考能力が落ちているので、そこに至るまでの色々な思いがあったとしても、「短い言葉で表現」しがちです。

本当は「死にたい程辛いことがある、それはこうでこうで…」と言いたいのですが「死にたい」で終わってしまうので周囲がびっくりしてしまいます。慣れている人は必要以上にびっくりしないで平常心で接することが出来ます。こんな時には「死にたいほど辛いことってどんなこと?」と聞き返せば、その後の会話が成立します。

 

死にたいほど辛いことの原因には主に、

①健康問題(多くはメンタルの問題)
②金銭問題
③家庭内の問題(妻や子供の問題)
④人間関係
⑤仕事関係

などではないでしょうか。

健康問題なら医療機関、借金問題なら弁護士・司法書士に相談すればいいじゃないかとアドバイスできますし、家庭問題や人間関係ならじっくりと愚痴を聞いてあげるのがいいでしょう。

 

アドバイスの落とし穴

アドバイスしても、いくら経っても医療機関や弁護士・司法書士に相談に行かないことです。これはうつ病を経験された事がある人もうなずいているのではないでしょうか。

うつ病になると決断力が悪くなり、漠然と相談しようと思っても、具体的にどこに行けばよいかわからず、わかったとしてもどうせ行っても変わらない、と時間だけが過ぎていく。こういう時には「一緒に精神科・心療内科に行こう」とか「弁護士・司法書士に相談に行こう」と言って身近な人が自分から予約をして、引っ張っていく事が大事です。

しかし、不安感も強くなっているのでせっかく予約をとっても体調不良や別の理由にかこつけて受診や相談に行きたがらないこともよくあります。だからこの時点では、「頑張って、相談に行ってみよう」と励ますことが必要です。これは無理強いとは違います。専門家が”頑張れは禁句”であると言っているのは、後のフォローもせずに無責任に声をかけるなという意味で、ある程度、解決法が用意出来ているのにくじけそうなうつ病の方への「頑張れ」は時には必要です。

私は「頑張れ」を言う事もありますが、必ずその後のフォローも責任を持ってしています。しかし、うつ病患者さんの扱いに慣れていない上司や同僚、友人がうまく「頑張れ」を言うのは難しいので、できるだけ専門家に任せることが大切です。何よりも自分自身メンタルを保つことを優先したほうがいいでしょう。

 

よい精神科・心療内科医とはどういう人か

精神科医

患者さんに優しいとか、親切だとか、話を聞いてくれるとか、薬の処方かうまいとかあると思います。私個人の意見ですが、一番大切なことは患者さんの影響を受けずに自分のメンタリティを保てる人ではないかと思っています。

失礼な言い方かもしれないが、精神疾患の患者さんの話は総じて”暗く”なります。悩んでいるのですから当然です。何10人もの暗い話を1日中、毎日聞いていたら、普通の人なら相手の事を考える前に心が折れてしまう。

患者さんとの距離感のとり方は、遠すぎると無責任と感じられるし、近すぎると患者さんのペースに巻き込まれて難しい。頑張っていた精神科・心療内科の先生が閉院しているとの話を聞きます。 病気で倒れたり、突然失踪したり、時には自殺されたりと…。
精神疾患は患者さんの問題だけではなく、治療者としての精神科・心療内科医にも大きな影響を及ぼしています。

まずは良い先生を探す事から。友人・知人にうつ病の方がいるならまずはあなたが調べて伝えてあげましょう。