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注意欠陥障害(ADD)のチェック・診断項目9つ。あなたはADD?それともADD的人間?

ADDの症状に悩む男性

「一生懸命働いているのに、なかなか仕事の成果が上がらない」
「頑張っているはずなのに、どうしても仕事がはかどらない」
「気をつけているつもりなのに、つい大事な仕事でミスをしてしまう」

そんな悩みを抱えているあなた。もしかして仕事ができないのは、あなたの「脳の仕組み」が原因なのかもしれません。

 まずは、このチェックリストに目を通してみてください。これはADD(注意欠陥障害)と呼ばれる脳の症候群のチェックリストです。リストの各項目の半分以上が該当するならば、もしかするとあなたの脳は「仕事が出来ない脳」つまりADD的脳なのかもしれません。

ADDとは、ADHDの症状のうち「多動性を除いたものの名称」です。ADHDが多動性や衝動性など活動量が多いのに対し、ADDは活動量が少なく「不注意優勢」タイプとなります。もの忘れなどが多いのもADDの特徴です。 

では、実際にあなたのADD度をチェックしてみましょう。

 

ADD傾向把握のためのチェックリスト

  • 物事を計画すること、必要なものを前もって準備しておくこと、金銭管理やスケジュール管理が苦手ロ遅刻や忘れ物が異常に多い
  • やらなければならない物事をダラダラと先送りしたりする。また、やらなければならない仕事に、すぐに取りかかることができない
  • たくさんの計画が同時進行していて、どれもなかなか完成しない
  • すぐに気が散り、集中力がない。他人と話している時、すぐ心がさまよって、よく聞いていないことがある
  • 衝動的な行動をすることがある。不満に耐えられないロ危険なこと、刺激的なこと、リスクのあることを好む
  • 決められた手順に従うのが苦手、 あるいは指示に従うことができない
  • 気分が変わりやすい。 気ぜわしくしているのを好む
  • 思いついたことを考えもなしにしゃべることがある。
  • 人が話し終わらないうちにしゃべり出してしまう。 失言が多い

 

◆7問以上当てはまる:ADDの可能性がある
◆5問以上当てはまる:ADD「的」人間の可能性がある


これは、米国精神医学回の「DSM-Ⅳ(精神疾患の診断・統計マニュアル)などを参考にして作成されたものです。

基本的にこのチェック表の項目は少年時代から見られる傾向であることが前提です。が、子供の頃はこれらの症状は目立たなかったのに、大人になってから急に症状が出てくる例も見受けられます。実は子供の頃から発症していたのに社会に出る前や環境が変わる前まではそこまで問題にならず、表面化してきたといった事も考えられます。

 

7つ以上当てはまる人はADDの可能性がある

以上を踏まえて、チェックリストで7問以上あてはまる場合、真性のADDの疑いがあるので、医師の判断を仰ぐことをお勧めします。5問以上あてはまる場合は、何らかのの傾向がある「ADD的人間」と見なしてもいいでしょう。

なお、このチェックリストはADDの傾向を知るためのもので、診断として使用できるものではありません。あくまでも参考程度のものと考えてください。先程も言いましたが、自分に当てはまると思ったら専門家に相談しましょう。病気でも何でもそうですが、何事も素人判断は危険です。

 

ADD診療が進んでいない絶望的な日本の現状

実際に病院で診察を受ける場合は、医師による面接がメインとなります。先程のチェックリストと同じような問診を行い、幼少時代からの傾向を把握したうえで、医師は総合的に判断します。米国では診断のために、注意持続時間を調べるテストが行われることもあります。

また現在、最も正確にADDを診断するための方法として、脳の活動状況をPETと呼ばれる機械でスキャンするやり方もあります。ADDの脳は前頭前野という部分のブドウ糖の代謝が低下しているので、それが確認できればADDであることが一目瞭然となるのです。

 

ADDへの理解が深い病院や医師が少ない日本

ただし、日本では本格的なADDの診療所が少なくPETどころではないのが現状で、中には初診が数ヶ月待ちといったクリニックも存在するほどです。(※それでもここ10年で随分増えた様です)

都会では選択肢も多いし情報量もあります。ですが、地方となるとADDの知識をもつ医師が非常に少なく、診察を受けるのも苦労という深刻な状況となっています。また、殆どの医師によるADDの治療は、あくまでも「障害」の克服が目的です。

ADDにとって 「障害」は 「優れた才能」 の裏返しなのですが、非常に残念ながらその点は考慮されません。医師はADDに非ADDの人間たちと歩調を合わせて仕事ができるような薬を処方してくれるだけなのです。もちろん、それだけでも何もしないより遥かに良いことなのですが。

 

ADDに精神論を唱えても克服できない

こうした状況下で、ADD的人間は四苦八苦しています。ひとりで何とかしようとして、気合いを入れたところでうまくいくものではありまん。もちろん、周囲がやみくもに「遅刻するな!」「仕事を早く仕上げろ!」「余計なことを言うな!」と責め立てても殆ど効果はありません。

ADDは生まれつきの脳の構造によるものなので、非ADDの人ならば通用するはずのアプローチをそのまま行ってもうまくいかないのです。ADD的部下や友人が近くにいる方。それを覚えておいて下さい。

 

まずはADDの事を知り、理解をすることが大切 

今思えば亡くなった母もADD的人間(片付かないタイプ)でした。決してサボリがちな人間と言う訳ではなく、一生懸命働いていた人ですがどうしても整理整頓が出来ない。
休みの日に苦労して物の置き場所などを考え、整理していたのを思い出します。(それでも時間をかけた程の成果は出ていませんでした)

ADDという言葉を知らない人からすれば「ただ掃除が苦手な人」と認識されるでしょう。私自身もADD的な所があり、人生で何度いれたばかりのコーヒーをこぼしたことか。その数は数え切れません。

あなたの身近な人にも「ADD・ADD的人間」はいるかもしれません。「自分はそうでないから関係ないや」と考えるのではなく、理解をすることでADD・ADD的人間と知り合った時、上手く付き合って行く事が出来るのではないでしょうか。 

この記事で読んだ事を、頭の片隅に置いておくだけでも最初の一歩としては十分です。

 

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