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脳を覚醒してくれる6大神経伝達物質 アセチルコリン・ノルアドレナリン・ドーパミン・セロトニン・グルタミン酸・ギャバ

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脳を覚醒してくれる6大神経物質についてご存知でしょうか?それぞれの機能を理解すれば、知力や集中力を高めて感情的に賢くなれることでしょう。ここではその6大神経物質について紹介します。

アセチルコリン

アセチルコリンは、記憶と思考を担う神経伝達物質の「スーパースター」です。いわゆる「ボケ」と言われる加齢による記憶障害を起こす歳でもないのに、物忘れなどが酷くなったら単にアセチルコリン不足にすぎないのかもしれません。

アセチルコリン不足のもうひとつの症状は、集中力の低下。アセチルコリンの生産を助ける栄養素をとることで、かなり多くの人か集中力を改善できます。それらの栄養素とは「レシチン、ビタミンB群、ビタミンC、そして何種類かのミネラル」。この中でとくに重要なのはレシチンです。

アセチルコリンは、脳内にいちばん豊富にある神経伝達物質で、脳の記憶センターである海馬に多く存在しています。アセチルコリンは脳だけでなく、筋肉の神経細胞を刺激して筋肉の活動を促す働きをしたりなどもしてくれます。

アセチルコリンはニューロンの中で複雑な化学的過程を経て生成されますが、その過程には酸素とブドウ糖とコリン (レシチンの主要な成分)が不可欠と言えます。アセチルコリンを作り出す栄養素をたっぷり取ることで、脳を活性化させることが出来ます。

コリンを作り出せる代表的な食べ物

 

ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)

ノルアドレナリンは神経伝達物質としても機能するホルモンであり、興奮の物質で、脳の注意を喚起します。ノルアドレナリンは海馬に短期保存されている記憶を新皮質の長期保存に切り替えるのに欠かせない物質。

おもしろかった出来事やストレスをもたらした出来事を私達がいつまでも鮮明に覚えているのはノルアドレナリンのおかげです。(嫌なことは早く忘れいものですが、記憶力がいいとはそういう事でもあります)しかし、ノルアドレナリンが多すぎると新しい記憶の保存や、理性的な思考や意思決定が妨げられます。

ノルアドレナリンはまた、睡眠にも深く関わっています。体にノルアドレナリンが多くありすぎると、眠れないといった症状を引き起こします。さらにノルアドレナリンは性欲にも関係があり、そのレベルが低いと性欲が大幅に減退。

過剰なノルアドレナリンは食欲も奪います。一部のダイエット剤を飲むと食欲がなくなるのは、この為。ダイエット剤には、ノルアドレナリンの濃度を上げる効果あがるからです。なぜダイエット剤はノルアドレナリン濃度を上げる効果がある様にしているのでしょうか?ノルアドレナリンは代謝を活発にする働きをするので、濃度をあげることによってダイエット効果が見込めるからです。注意しましょう。

 

 

ノルアドレナリンのもうひとつの大事な側面

それは、気分を明るくする効果があること。ノルアドレナリンの減少は、うつ病の典型的な原因のひとつ。気分を明るくする効果はコカインのような強烈な刺激物質をのむと如実に現れる。コカイン中毒者は仕事も金も友もないような絶望的な状呪にあっても、 コカインの影響で脳のノルアドレナリンが高くなると、つかの間の爽快感に浸れます。

また、コーヒーを飲んだときにも似た効果があります。朝起きて1杯コーヒーを飲めば認知機能が高まるだけでなく、気分も高揚します。

ノルアドレナリンを構成するおもな栄養素は、2つのアミノ酸。その2つとはLフェルアラニンとLチロシンです。ただし、ノルアドレナリンを作るにはこれらのアミノ酸をビタミンC、B3、B6、そして銅と合成しなければなりません。

脳を活性化した人はこれらの栄養素を豊富にとるようにするといいでしょう。サプリメントであればマルチビタミンと飲むと効果がアップします。運動もノルアドレナリンの生成を促すのに効果的といえるでしょう。

フェルアラニンを作り出せる代表的な食べ物

大豆・カツオ・しらす干し・小豆

 

 

ドーパミン

ドーパミンのおもな役割は、肉体動作の制御を助けること。他の神経伝達物質やホルモンの多くと同じように、ドーパミンも歳とともに減現象します。ドーパミンレベルがあまり下がりすぎると、筋肉をコントロールできなくなるパーキンソン病にかかることも。

もしドーパミンのレベルをずっと高く保つことができるならば、体も脳も長生きできるという理屈になります。デブレニル(※日本に輸入禁止されている薬です)という薬はドーパミンのレベルを高く保つのを助ける薬で、動物をつかった実験ではこれによって寿命が最高四割も長くなったというデータもあります。

ドーパミンが多いと気分がよくなり、性欲も高まり記憶をたやすく引き出せるようになるとか。さらにドーパミンは※脳下垂体を刺激して成長ホルモンを分泌させます。成長ホルモンは脂肪を燃やし、筋肉をつくり、可動性をよくしてくれます。ドーパミンを増やすにはLチロシンなども効果的です。 

Wikipedia-脳下垂体

https://ja.wikipedia.org/wiki/脳下垂体

チロシンを作り出せる代表的な食べ物

牛乳・大豆・カツオ

 

 

セロトニン

「爽快な気分」をもたらす神経伝達物質がセロトニンです。脳の機能全般にとってこれほど重要な神経伝達物質はほかにアセチルコリンしかありません。欧米で人気のあるプロザックという薬には、脳の中のセロトニンの量を増やす働きがあります。

この薬(プロザック)や、他にも同様の効果がある抗うつ薬がはやっているのは、それだけ現代人がセロトニンの不足に悩まされているからといえます。セロトニンには眠りを誘ったり、痛みを和らげる作用もあります。

セロトニンは、 アミノ酸のトリプトファンから生成されます。このトリプトファンも、脳の寿命を伸ばす食事療法に取り入れられている。栄養療法と心と体のエクササイズによってセロトニンのレベルを高めることが出来ますが、サプリメントをとったり日を浴びるのが一番てっとり早いです。「昼にはセロトニン、 夜にはメラトニン」この2つがそれぞれ重要な成分となってきます。

 

グルタミン酸

この神経伝達物質は他のものほど知られていませんが、記憶にきわめて深くかかわっていることが分かっています。グルタミン酸は新しい記憶の保存と、すでにある記憶の検索に重要な役割を果たします。

グルタミン酸は慢性的なストレス反応を防ぎ、コルチゾールの過剰分必を防ぐので、脳の寿命を伸ばすうえで大いに役立ちます。脳のグルタミン酸が少なくなると、一般認知機能が低下することが分かっています。

ストレスなどで海馬にグルタミン酸神経伝達の過剰が生じると、統合失調症の発症に繋がるという説もあります。グルタミン酸と言えば昆布旨味成分として有名でもあります。

 

ギャバ(GABA、ガンマアミノ酪酸)

神経を鎮めるこの神経伝達物質は、リラックスしたり眠ったりするのに不可欠といえます。これが欠けると、人間の神経は刺激を受けすぎてまいってしまう。したがって、神経系が感覚器官からの過剰な情報で疲れてしまう「情報過多症候群」に対抗するためには、なくてはならないものといえるでしょう。

鎮静剤の多くは、脳のギャパ受容体(レセプター)を活性化します。アルコール中毒になりやすい人を見分けるのに有効な手がかりのひとつが、ギャパの慢性的不足。ギャバが十分でない人は大体、緊張感と不安感が人一倍強い。だからこそ、アルコールの助けを借りてそれを和らげようとするわけです。

大手の製薬会社がギャバの分泌に影響を与える薬の臨床実験をアルツハイマー病患者を対象に行っています。このことからも、ギャパの重要性が伺えると思います。 

ギャバを作り出せる代表的な食べ物

トマト・ジャガイモ