「なまける」と「サボる」人は似ている様で違います。あなたは「有能な怠け者」?ただの「サボるだけの人」?
なまけものであることは大きな才能です。しかし、その才能は「自分はなまけものなんだ」という自覚があってこそ、生きてきます。
なまけものの自覚がない人は、どうしてもずるずると堕落型になっていくのです。自分かなまけものだと認めることに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、こう考えてください。
人は自分の弱みに気づいたとき、そして時間が限られていることに気づいたとき、はじめて「工夫」を考えます。工夫とは、マイナスから生まれるものです。前進型のなまけものはこの典型で、「怠けぐせ」という資質を自覚しているからこそ、工夫しようとします。そして、気がつくと工夫することが習慣となっていきます。
一方、天才タイプの人は工夫など考えません。正面からぶつかればそれでうまくいくので、気合いや根性で乗り切ろうとするのです。
怠けることと「サポること」は違う
また、これはよく誤解されることですが、怠けることと「サポること」は似て非なるものです。サポることは、目の前の問題から逃げることです。 そのためいっか余裕がなくなり、結果的に怠けられません。
しかし、前進型のなまけものは物事から逃げようとしませんし、 工夫が習慣になるのでいつもラクができます。なまけものという事場のイメージに惑わされず、自分がなまけものであることをまずは素直に認め、賢く怠ける方法を探っていきましょう。
「怠ける」と「サボる」は違う事をまず理解しましょう
・なまけもの
行動=工夫する
結果:怠けられる
・サボる人
行動=逃げる
結果:余裕がなくなり怠けられない
・努力家
行動=気合で乗り切る
結果:怠けられない
いかがでしょうか。違いをご理解出来たでしょうか?
あえて他人に流されてみるのもいい
一般的には、他人に流されるのはよくないことだとされています。他人の意見に流されるということは、それだけ自分が確立されていない証拠であって、もっと強い自己を持たねばならない、と。それはそれでよくわかるのですが、「あえて他人に流される」という選択肢もあっていいし、「流される力」とでも呼ぶべきものもあるのだと思います。
たとえば、あなたが友達から「マラソンって面白いぞ。一緒に来年の東京マラソンに出ようよ」と誘われて、そのまま「じゃあ、やってみようかー」と受け入れる。これは、形の上では友達の意見に流されているわけですが、流されたことによって前向きな方向に進んでいます。
一方、他人に流されまいとして「いや、俺はマラソンなんかやらない.と断るのは、あまりいい選択ではないでしょう。他人の意見に流されないことを意識しすぎると、「なんでも断る人」になりがちです。
しかし、大切なのは他人の意見に流されるかどうかではなく、自分にとって本当にいい選択が出来るかどうか、です。
他人の力を利用して自分を変える
なまけものは、自発的に新しいことを始めるのが苦手です。ですから、誰かから誘いを受けたら新しいスタートを切る絶好のチャンスだと思って、ひとまずその人の流れに乗ってみるべきなのです。
特に、自分がこれまで考えもしなかったような流れ、自分と正反対の流れには、未知の可能性がたくさん眠っています。他人の力を借りることで、新しい自分を発見していきましょう。きっかけは他人であろうと自分であろうと、どちらでもかまわないのです。
・他人の誘いを断る
いつもの自分で何も変わらない。その変わり安定を得る
・他人の誘いに乗る
新しい自分を発見出来る
努力と工夫を間違いない事が大切
わたしはいわゆる「努力家」ではありません。根を詰めて努力しようにも、そんなことが出来ない怠け者なのです。そして努力のできないわたしが唯一やっていることが、工夫です。工夫とは、無闇に努力することではありません。むしろ努力を向ける方向を間違えないよう、力を注ぐ先を考えることが工夫なのです。工夫と努力の一番大きな違いは、気合の有無といえます。
努力を支えているのは気合であり、根性です。強靭な意志であり、精神力です。努力家の方のむずかしいのはここで、勲カ源に気合いしか持たないので、ずっと太を張ったまま。常に自分に鞭を入れながら進まなければなりません。
一方、工夫には気合いも根性も関係ありません。重い荷物をてこの原理で持ち上げるように、気合いや根性に頼らずに済む方法を考えます。自分に鞭を入れるような必要もないので、やっている本人はほとんどを感じません。努力家と同し量をこなし、同じような結果を出しなから、まったくストレスを感じないのです。
努力と工夫の違いとは?
・努力
動力源=気合、根性
ストレス=大
結果=10の努力で10の成果
・苦痛
動力源=アイデア、仕組み
ストレス=小
結果=1の努力で10の成果
さぁ、あなたは怠け者?サボる人?どちら側の人間でしょうか?
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