目が疲れる原因はストレスだった?眼精疲労は仕事や勉強への意欲や集中力を奪う
やる気については何度か違う観点から取り上げてきました。ADDによるもの、欝によるもの…整理整頓が出来ていないから、など。今回は違う観点から”やる気”について取り上げたいと思います。
眼精疲労がもたらす、さまざまな悪影響
「近ごろの若い人はやる気がなくて…」という中年管理職の方の声を聞く事があります。良くも悪くも、自分達とは価値観の違う若い人たちの仕事の取り組み方が歯がゆく見えるのかもしれません。少しズレてしまいましたが、ここで触れたいのはそういう事ではありません。
日本社会では「結果」よりも「やる気」というものがしばしば重要視されるということです。たとえば「いったい、あいつには本当にやる気があるのか」と言われてしまうような状況の時。その人に対する周囲のその時点の評価は大変低いはずです。場合によっては真っ先にリストラ候補にあがってしまうかもしれません。
たしかに、中には本当にやる気がなくおざなりに仕事をしているだけの人もいるかもしれません。が、「やる気がない」とマイナス評価される人の中には、眼精疲労がそもそもの原因になっているケースもあるのではないでしょうか。本人にはやる気があっても、その為に周囲からはやる気が無いように見えてしまうというケースも考えられるからです。
目の疲れが酷くなると吐き気や酷い倦怠感に襲われる
適切な処置をしないで眼精疲労を放っておくと不快感からイライラも生じやすくなります。当然集中力が低下したり、同時に注意力が散漫になりやすくなるしょう。仕事は捗らなくなるでしょうし、つまらないミスも増加します。
「眼精疲労が辛い」という事実は本人以外にはわかりません。実際、酷い眼精疲労から来る「倦怠感、頭痛、吐き気」などで真剣に悩んでいる方も多く存在します。これらの悩みが理解されない場合、周囲からやる気が無い奴と烙印を押されてしまうわけです。
こんな状態が続くと、ノイローゼ状態になったり、ひどいときは拒食症に陥ったりすることもあります私が眼精疲労対策が大事だと考えるのも、ただ単に眼の症状が辛いだけでなくこうしたその人の人生を左右するほどの重大な問題に発展しかねない恐れがあるからです。
眼精疲労は「人生疲労」の警告でもあります。
眼精疲労を放っておくとどうなるか
眼精疲労が厄介なのは、それが目に見えない部分での症状である点です。「これが眼精疲労だ」という顕著な印はありません。もし、耐えられないほどの強い痛みがあったり出血するなどの目に見える症状があれば、誰でも「大変だ!これは普通じゃない!」と病院に駆け込むでしょうし、周囲も「治るまであの人には無理をさせられないな」と理解してくれるはず。
しかし眼精疲労の場合。たとえば「眼が痛い」といった症状が出たとしても我慢しようとすればなんとか我慢出来る程度の痛みのことが多いです。その為「単なる疲れだろう」と目薬でも刺して終了。そのまま放っておくことになりがちです。眼は意外に”盲点”になっています。
放置しておくことで最悪退職に追い込まれる事も
これらは決して特別なものではありません。大げさに言えば「眼精疲労の諸症状」は眼鏡をかけている人なら全員が大なり小なり直面する症状。その為「視力とレンズが合わないだけだろう」とか、「長時間かけているからに違いない」と目の疲れを”眼鏡だけの責任”にしている人も少なくはありません。あるいは「眼を酷使する仕事だから疲れるのはやむをえない」と、諦めてしまっている人もいます。
しかし、そうやって適切な処置をとらすに放置していると、そのうち重度の眼精疲労となり「吐き気がしたり、仕事からの逃避をはかったり、就労拒否となって退職に追い込まれる」など、望ましくない結果を招き寄せることになってしまう可能性もあります。これが受験生なら志望校に合格できす、劣等感に脳まされるということも起こってくるでしょう。
脅かしているわけではありません。「たんなる眼の疲れだろう」「眼の疲れがちょっと酷いだけだ」と、眼精疲労を軽く考えすぎない方がいいと一言伝えたいだけ、です。
ストレスと眼精疲労の密接な関係?ストレスからくる眼精疲労もある
ストレスが現代人の健康を考える上で重大な関わりをもっていることは、ご存知だとは思います。ストレスは体の免疫力を低下させ、病気にかかりやすくなってしまうという事実も広く知られるようになってきています。
このストレスは眼精疲労とも関係しています。ある記事に「同居している夫の家族とうまくいかない妊娠三カ月の女性が突然、眼が見えなくなってしまう」という症例が紹介されていました。眼には特に異常がないのに、心のトラブルが一時的な盲目状態を引き起こしてしまったわけです。
この「ヒステリー性の盲目状態」は極端なケースかもしれませんが、心の悩みやストレスと”眼の健康″とは深い関わりがあります。その記事の中では、心の問題と眼障害について、次のように説明しています。
①転換症状
ヒステリー性盲目の他、心理的な問題が眼精疲労、顔面チックなどの症状に転換して表れるケース
突発的な天変地異や災難などで激しく気持ちが揺れ動く”情動の変化”から起こる急性発作。緑内障の発作が代表的。
こうした心因性の眼障害のなかでも、もっとも多いとあげられているのが、眼精疲労です。「睡眠を十分にとったはずなのに朝起きても目がすっきりしないといった状態は、心因性の眼精疲労の特徴の一つ」と、その記事に専門家の意見として書かれています。これは思い当たるフシがある方もいるのではないでしょうか?
いくら目薬をしても、たっぷり睡眠ととってもサプリを飲んでも目の疲れが取れない…そんな時はストレスを疑いましょう。
ストレス時代だからこそ、眼精疲労には要注意
現代社会はただでさえストレス社会といわれています。ビジネスマンは仕事で激しい竸争に晒され、若者も小さいうちから受験勉強に追い立てられる。小学生や中学生の頃からLINEやSNSでの関わりを同調圧力から強要され監視社会で伸び伸びと成長出来ない。
ちょっとでもつまずくと「ダメな人」というレッテルを張られがちな日本社会。今は勝ち抜いている人でも安心したり、気をゆるめることかできません。心の中は常に不安と隣り合わせです。また、家族の心の結びつきも弱くなり、家がやすらぎの場所ではなくなっている、というケースも増えています。
こうしたストレス社会では、今後、ストレスから来る眼精疲労で悩む人はますます増えていくと思われます。”目と精神”は密接な繋がりをもっている。そう考えて間違いないでしょう。
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