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好きを仕事にするのはオススメしない?趣味を仕事にする=嫌いになる事を覚悟する必要がある

好きな事を仕事にした人

よく「”好き”を仕事にしよう!」という言葉を専門学校の宣伝広告などで目にします。たしかに聞こえのいい言葉ですし理想のようですが、あまりお勧めしません。まず、好きなことを仕事にしようとする場合その大半は狭き門です。

そこを突破して一人前のプロとして活躍するには、気の遠くなるような努力が必要だし運や人脈も関係してくるでしょう。敷居の高さそれを趣味としている人の数によりますが、本当に好きなことを仕事にし、食べていけるのは「何万分の1」という恐ろしい確率だと思います。

運よく好きなことを仕事にできたとしても、その先にはもっと大きな問題が待っています。

 

好きな事は趣味だからやっぱり楽しい

仕事としてやる→苦しい。生活がかかる、プレッシャーが押し寄せてくる
趣味としてやる→楽しい。リフレッシュや気分転換になる

私には趣味がサーフィンの友人がいます。ハワイにいくと毎日の様に楽しむほどサーフィンが大好きな人ですが、もしもサーフィンが仕事になってしまったら間違いなく嫌いになってしまうだろうな、と言っているのを何度か聞いたことがあります。サーフィンを好きなのは、それが「趣味の範疇」にあるからだ、と。

いくら好きであっても、仕事になってしまうと多くの人は純粋に楽しむことは難しくなります。せっかく巡り合ったサーフィンという「好きなこと」を失ってしまうことは友人にとって大きな損失でしょう。好きなことはわざわざ仕事などにせず、そのまま続けていくほうがずっと幸せです。

それよりずっと簡単なのが「いまの仕事を好きになる」こと。私はジョギング程度の軽い運動といえど、運動が嫌いでしたが様々な楽しみを組み合わせていくことで今では「走らないと気持ちが悪い」という状態になっています。これと同じように、現在の仕事を好きになるのはさほど難しいことではありません。少なくとも、好きなことを仕事にするよりはずっと容易いものでしょう。

 

今の仕事を好きになれない理由は「外部からの動機付け」

もし、あなたが現在の仕事を面白くないとか好きになれないと思っているとしたら、その理由は簡単です。それは、仕事の出発点が 「外部からの動機付け」 になっているからです。やらされる勉強、やらされる運動が面白くないのと同じで、やらされる仕事は苦痛でしかありません。

問題は仕事内容そのものにあるのではなく、「動機付けがどこからきているか?」です。以前、「外部からの動機付け」を「内部からの動機付け」に変えていく法則を紹介しました。

たとえば「最初の10日間に力を入れる」という法則は、仕事に置き換えるなら「最初の3カ月に力を入れる」といったあたりになるでしょう。このようにうまくアレンジしながら取り込んでいけば、きっと好きになるきっかけが掴めるはず、です。

 

「好き」を基準とすることに反対なのには、もう一つ理由がある

なぜなら「好き」という感情だけで仕事を選ぶのは、結局自分の可能性を狭めてしまうことになるからです。たとえば、編集がやりたくて出版社に入った人が営業に回されて、現在は営業のスペシャリストとして大活躍してる、といった系統の話はよく耳にするものです。

仕事の向き、不向きなどで自分ではわからない「好き」という一時の感情で決めてしまう事は自分の可能性の芽を摘む行為でもあります。